皮膚の乾燥とかゆみの原因は？

そろそろ寒さがピークの時期を迎えます！

それだけでちょっと憂鬱なのに、
この時期、空気の乾燥までピークになるんですよねー。


空気が乾燥してしまうと、皮膚の表面もカサカサになります。
そんな時に、スキンケアが上手く行かないと、かゆみが出てしまったり（汗）

それで「かゆい！何これ？」なんて腕を掻きながらふと思ったんですが、
乾燥するとどうしてお肌が痒くなるんでしょうか？

ちょっと不思議に思ったので、調べてみました。


まずは、寒さが原因で汗や皮脂の分泌が減り、
皮膚の表面をコーティングしている皮脂膜が薄くなったり、
充分でなくなったりするところから始まります。

皮脂膜が充分でなくなると、皮脂膜の油膜で保護されていた皮膚が、
そのまま外気にさらされる事になり、皮膚から水分が蒸発し始めます。

この水分は、セラミドという細胞間脂質が角質細胞の周りに引きこんでいた水分で、
角質細胞を水分で包み、乾燥や刺激などから保護するという役割があります。

この水分が蒸発する事で、細胞間脂質はカサカサになり機能を失い、
角質の細胞と細胞の間が隙間だらけになります。

さらに、ここに直接外気が到達すると、
今度は肌細胞のＮＭＦ（天然保湿因子）が蓄えている細胞内の水分が失われていきます。

最終的には、水分を失った肌細胞はカサカサになり剥がれたり、
めくれたり、ひび割れたりしてしまいます。

この状態になると、異常を感じ取った人体は、
肌の奥の方にある神経細胞をお肌の表面に伸ばして来ます。
異常をしっかりと感じ取って、脳にアラートを送ろうとする訳ですね。

お肌の表面まで伸びてきたこの神経を、様々な刺激が直撃するため
ちょっとした事で「かゆみ」や「ピリピリ感」を感じてしまうんですね。


今回は、皮膚の乾燥とかゆみの原因を調べていたのですが、
乾燥でかゆみが起こっているというよりも。

お肌の危機的状況を伝えるのが、
かゆみなんだなーって事が分かりました。

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